2013年2月26日火曜日

花粉

 今年も、ボチボチ飛び始めていますが、いかがですか?

例年の5~7倍の花粉が飛散するといわれていますが、まだまだ寒いということもあって、本格的な飛散ではないようです。

ちなみに、「ひさん」と入力して変換すると、「悲惨」という字に変換されます。(笑) たしかに悲惨なことになりますよね。しまいにはこっちでいいんちゃうかなという錯覚に陥ってしまいます。

都内の耳鼻科医の方が花粉飛散のページをつくっているので、今後の動向はこちらで
東京都の耳鼻科医による花粉症のページ

僕自身も花粉症ではありますが、とりあえず2月半ば~4月後半あたりまで、マスクは手放せません。とりあえず抗原を入れなければ、発症はしません。

ひどい方は一度ご相談ください、首や顔にガツンと刺鍼いたします。



2013年2月25日月曜日

体温と免疫

平均体温が1下がると免疫力は約37%下がり、平均体温が1上がると免疫力は約60%活性化するといわれているように、体温は免疫力を大きく左右するといわれています。します。風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。

「体が冷たいと、免疫をつかさどる細胞や酵素は全然うまく機能しない」(米国カリフォルニア大学の麻酔専門医ダニエル・セスラー)

こんなことを言われると、体温をあげておかないといかんな~と思いますよね。

日本人の平均体温は、36.89℃±0.4だそうです。

高い!

と思いません? 

これ60年前の平均体温です。

テルモの体温研究所に書かれています。ここのサイトなかなか興味深いので後でチェックしてください。

テルモ体温研究所

体温を上げましょうと言われているとと共に、日本人の平熱が下がっているといわれていますが、上の数字を見ると大きく下がっているように思います。で実際はどうかというと、テルモの体温研究所サイトを見ると、おもしろいことがわかります。

日本では、体温を測る際、腋の下にいれて測るのが基本ですが、みなさん正しい測り方って知っています?

馬鹿にすんなと思われるかもしれませんが、意外に知られていません。

詳しくは先ほどのテルモの体温研究所をご覧いただきたいのですが、ざくっと紹介しますね。

腋に体温計を挟む際に、だいたいに人が服を着たままするので、上からいれますよね。

これ×です。

実際は、袖から腕を出していただいて、体温計を下から上に向けて差し込みます。

で挟んだ体温計は密閉させないといけないので、もう一方の手で、挟んでいる腕をしっかり押さえつけます。でないときっちりとした内部の温度を測定できない。

さらに、重要なのが測定時間、一般のものだと3分でピピッピピっと鳴って終了ですね。これでも問題ないのですが、きっちりとした体温を測る場合は、10分以上測らないといけないそうです。

できていた方いらっしゃいます?

挟み方は、もちろんですが、10分以上測らないといけないというのは、目からうろこです。

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こちらが、以前の測り方

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でこっちがきっちり図った場合。

1℃ほど差があります。これは驚きです。こんなに差がでるんですね。

こうしてみると、世間で言われるほど平均体温が下がっているわけではないのかもしれません。平熱が低いと思っている方は、測り直してみてください。

それと体温というのは一日のうちに変動します。

夜間から早朝にかけて低くなり、日中になり高くなります。以前お話した概日リズムといって、体が活動している状態、活動していない状態で体温も変わるということです。その差は0.50.7℃だそうです

言い換えると、この概日リズムが狂うと、体温にも影響するということです。休みたい時に、体温が上がると体は休むモードになりませんので、体が休まらず疲れがとれなくなるということが出てくるわけです。

女性は、月経周期に合わせて変動しますよね。月経から排卵前までを低温期、排卵から次の月経までを高温期といいます。

こういったことも考慮しないといけません

健康な時に自分の体温を計っておくというのもいいですよ。鍼灸する前と後、測ってみるのもいいかもしれませんね~。

 

 

 





2013年2月20日水曜日

風邪

 昨日、午前の診療が終わったぐらいから、体が熱っぽく、節々に痛みがでてきました。

これは、やばいな~と、嫁と子供を病院に送っていく時も、背中がゾクゾク、ゾクゾク。完璧やられとる。

1週間前くらいから、舌の根本が腫れたり、喉に違和感があったり、体に吹き出物が出てきたり、ちょっとずつ異常が現れてきてたんですよね。なんかこういうのも、歳を重ねて、或いは職業柄か、体の変化に敏感になってきています。

そんで、体温計ったら、38度7分。

完全にやられている。ここで、不安っだったのは、インフルエンザちゃうやろな?ということです。インフルエンザやったら、1週間くらい北京堂を閉めないといけないですからね。

体の変化もおもしろいもので、太ももに出てた吹き出物が、体温の上昇とともに、腫れがひどくなってるんですよね。嫁に見せると、呆れられました。

とまぁ食欲もすこぶるあるので、がっつりご飯を食べ、少し高めの風呂でさらに体温を上げ、モッコモコに着込んで、水を大量に飲んで、10時に就寝です。(笑)

起床後、体の気怠さはありますが、比較的状態は良さそうです。体温も36度5分に下がっていましたので、一安心です。気を付けないといけませんね~。

今日もがっつり治療に励みます。



2013年2月15日金曜日

OFF

 昨日のOFFは、天気もよかったので、横浜の野毛山動物園に行ってきました。

京急の日ノ出町駅から歩いたんですけど、山というだけあって、なかなかの急勾配を歩きました。子供を抱っこしてなので、腰にきますね。

さてこの動物園、無料なんですね。びっくりです。無料というのもあって、なめていたんですけど、普通に動物がそろっています。

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こんなのがいたり

一番人気のこんなのがいたり

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当然園内も坂ばっかりで大変なんですけど、いま流行りの生態展示ではないので、意外に近くで見れるやつがあったりと、これはこれでいいもんです。

他には、ネズミやひよこ、ニワトリを触れたり、暖かくなると蛇も触れるようですね。うちの子供にもネズミを触らして、免疫をつけておきました。たくましい子供になってほしいもんです。(笑)泣きはしませんでしたが、顔は終始強張っていましたね。

興味のあるかたはこちら
野毛山動物園



2013年2月13日水曜日

ヘルニア

 最近、腰椎椎間板ヘルニアと診断された方が、来院されることが多いように思います。

腰痛や坐骨神経痛といった運動器疾患を得意としているとHPにも書いているので当然かもしれませんが、こういうのって重なるものでね。同じ疾患の方が続いたりします。

胃下垂の治療がやけに多かったり、頚椎症と方が多かったりと。ブログなんかで記事を書いたからってのも関係するかもしれませんけどね。

さてこの腰椎椎間板ヘルニア、一般の方にも知られている疾患ですが、いろいろと論争のある疾患でしてね。

ヘルニアというのは、Wikipediaにもありますが、「体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態を指す」とあります。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨と骨の間にある、椎間板といわれる軟骨から、髄核といわれるものが飛び出した状態です。これがまた曲者でして、髄核が軟骨を突き破っているものもあれば、突き破らなくても膨らんでいるだけのものもあります。その突出や膨らみが、神経を刺激して、痛みやしびれ、筋力の低下などが出てる状態が腰椎椎間板ヘルニアとして診断されます。


ただ画像所見(レントゲン、MRI)では、このようなふくらみや突出があっても、症状が出ない方もいます。海外のある調査では、腰に痛みがある方と、腰に痛みがない方の画像を撮って調べたところ、痛みのない方でもヘルニアは見られたそうです。

実際にヘルニアがあって痛みがある人もいれば、ヘルニアがあっても痛みのない方もいるということですね。以前勤めていた病院の医師もおっしゃってましたが、レントゲンやMRIは診断をする上での一つの判断材料でしかないから、患者さんの訴えや触診、徒手検査など、様々な情報から診断するので、画像にこだわりすぎると、必ずしも正確な診断ができるとはいえないと言っていました。

さて腰椎椎間板ヘルニアですが、日本整形外科学会から出ているガイドラインが改訂されました。

特に鍼灸のことが書いているわけではありませんが、最新の動向はチェックしておかなければということです。

ここで目に留まったのが、

環境因子やスポーツとヘルニアに関する因果関係は明らかでないということ
自然退縮する特徴について
診断のために問診や病歴が重要で、特に疼痛の部位と分布領域。

従来、重労働者(職業ドライバー、金属・機械業労働者)、子供を頻繁に持ち上げる動作、スポーツ、喫煙は、ヘルニアになるリスクが高いという報告があったのですが、そういった関与を否定する論文もあるそうで、因果関係は不明なんだそうです。

こういうのもあって、腰痛とヘルニアは関係ないと断言する方も多いんです。

「診断のために問診や病歴が重要で、特に疼痛の部位と分布領域」
前から言われていることですが、一般に足に痛みやしびれがあり、それがどの部位に分布しているか、というのが重要なとされています。

その中でも
下腿(ふくらはぎやすね)まで放散する痛み
神経根(腰の骨(5個))の走行に一致する部位の痛み

といった具合です。
腰痛の8割は原因不明といわれています。そのために、ヘルニア=腰痛の原因というように結び付けている部分も多いのだと思います。

さて、鍼灸でヘルニアは治るのか、これも微妙なところです。

ヘルニアによる痛みであれば、なかなか難しいのですが、ヘルニアと診断されても、ヘルニアによる痛みでない場合は効果はみられます。
ややこしいのですが、上でも述べたように、ヘルニア=腰痛ではないので、ヘルニアであっても腰痛の原因となっていない場合もあるためですね。

なので、治療してみないとわからないということです。腰以外にも臀部が原因のこともありますので、お困りの方は是非お試しいただきたいと思います。

 



2013年2月10日日曜日

風邪・インフルエンザ

 風邪やインフルエンザなどには、縁のない毎日を送っているのですが、最近うちにいらっしゃる患者さんが、風邪にかかっていた、インフルエンザだったということを、頻繁に聞くようになりました。

共通するのは、熱はそんなに出ない。

とおっしゃることです。
自分もそうですが、高熱の風邪というのは、久しく引いてないですね。

風邪のウイルスが変化したのか、種類が違うのか、なんでしょうね。
僕的な見解としては、個々の免疫が下がってるんじゃないかなということです。下がってたら、熱も出て、風邪もひきやすくなって、おかしいんじゃない?と思われるかもしれません。

熱が出るってことは、一見悪いことのように思うかもしれませんが、見方を変えるとしっかりと免疫が働いている証拠でもあるんです。
免疫が働いているから、ウイルスと闘い、発熱するわけです。で先ほどのですが、免疫が中途半端(言い方がおかしいかもしれませんが)に働いているために、ウイルスをやっつけきれない、高熱にならない、そういうことなんじゃないかなと。

だから、長々と身体にウイルスが居座り、中途半端に悪さをしているといいましょうかね。

この前の「ホンマでっかTV」でもありましたが、欧米人の平熱は37度くらいあるそうで、37度ちょっと超えたぐらいでも平均値だといってました。
それに比べ、日本人の平熱は36度前半、中には35度台の人もいます。

確かに、アメリカ人なんかは、真冬の日本でも半袖半パンやったりします。(笑)
体温が低いと免疫の働きが弱くなります。最近体温が低い人が多いので、そういう事が関係しているんじゃないでしょうかね。

さて体温アップにはどうしたらいいかですが、運動、食事、鍼灸、鍼灸。(笑) はい宣伝です。免疫力もアップしますし、全身の血流も良くなりますからね。体温を上げて強い体にしましょうね。



2013年2月5日火曜日

申告

税務署.jpg

予約の合間を利用して、早々に行ってきました。

e-Taxを利用できるので、行く必要はないんですけど、どうも不安で、とりあえず税務署員に確認してもらいます。引き継いだ当初からくらべたら、ある程度知識がついたので、作成にも時間はほとんどかからないんですけど、それでもなんかね。

今回は、嫁が出産したというのもあったので、医療費控除額が大きかったので、だいぶと節税になりました。いや~助かります。
とまぁ所得税はいいんですけどね。この後です。数か月後にくる住民税が億劫で億劫で。
国民の義務なので仕方ありませんが、ため息は出ますよね。しっかりと税金を使ってほしいもんです。



2013年2月2日土曜日

寝違い

 最近、なぜか寝違いの患者さんが多い。

寒さ?

なんでしょう?

確かに、寒さは大きく影響します。寝ているときに、首から上は布団から出ていることが多いため、寒さにさらされてしまいます。寒いので、力が入ってしまうので、必然と血流が悪くなり、筋肉がロックしやすい条件が重なってしまいます。

それと、もともと首が弱いというのが関係します。寝違いになる方は、頭を上から見て、肩のラインより前に出ている方が多いです。わかります?
右と左の肩を結んだ線上に、頭の位置があるのが理想ですが、それよりも前に出ている、顎を突き出したような状態になっているんです。

そうなると、常に首に負担がかかり、さらに首の関節に常にストレスがかかった状態なので、ひどいと頸椎ヘルニアになったり、変形性頚椎症になったり、ストレートネックになったりします。
気になる方は、横から誰かに写真をとってもらうといいですね。そういう状態だと、猫背になっていたり、腰が曲がっていたりと、不細工な姿勢になっているのがよくわかります。

この姿勢を変えていくというのは、首や背中、或いは腰を緩めるのはもちろんなのですが、自身の意識が非常に重要になってきます。

前かがみにならない、肩甲骨を意識して広げる、おしりをキュッと締めるなど、無意識にできるようになるまで、意識続けることが重要になってきます。
意識をしていないと、姿勢を維持する筋肉自体が弱ってきますから、自然と姿勢が悪くなります。腰の曲がったお年寄りのような感じですね。

なんか、生きるって大変ですね~。(笑)