2013年4月29日月曜日

ヒヤッと

人間は、年齢と共にいろいろなところが衰えてきます。嫌なことですが、例外はありません。

フラフラ安定せず、転倒しそうになる。うちにいらっしゃる患者さんは比較的若い方が多いので心配はありませんが、高齢の患者さんの話を聞いていると、ちらほらと耳にします。

衰えというと、単純に筋力の低下だけに意識がいきますが、それだけではありません。

例えば筋肉の協調性
ボールを投げるのに、肩だけを回すわけではありませんよね。足を上げたり、腰をひねったり、背中を張ったり、投げるほうの腕じゃない逆の手でバランスとったり、首をひねったり、肘を曲げたり、手首を使ったり、指の筋肉を使ったり、様々な筋肉が連動して、投げる動作を行います。

運動音痴いわれる人は、この一連の動作をうまくできない方が多いですよね。投げ方がぎこちない。(笑)

運動を出来ていた人も、年齢と共にできなくなってきます。運動しているときに限るとまだましですが、日常生活でも影響の出る状態になってくるわけです。これの自覚が難しい。ちょっとした段差、対向する自転車、駆け込み乗車、ふとした動作の時に、体がついてこないというやつです。

協調性の他に、視力、反射神経、平衡感覚、反応時間などが衰えてきます。予防としては、片足立ちで両手を広げバランスを保つ。
目を閉じてバランスを保つ。
片足立ちでボールをつく。お手玉をするなどが効果的です。

市町村でやっている健康診断と一緒に体力測定もやってほしいですよね。自分の体力や運動能力がどの程度か把握して、その人の能力に応じたトレーニング法を処方するなんてことをやれば、もう少し健康に歳を重ねるんじゃないかと思うんですけどね。

近所のお母さんと話をしていたら、自転車の学生と衝突しちゃってという話になりましてね。避けれず、バタンと腰をうってしまったらしく、歳をとったのを感じると嘆いてらっしゃいました。病気でもそうですが、なってしまってからでは遅いんですよね。ならないようにケアをする。老化に備え運動をする。

皆さんできていますかね?いろいろな角度から老化を見直さないといけませんね。



2013年4月26日金曜日

ランナーに

 膝の裏に膝窩筋という筋肉があります。
膝窩筋の図

こちらを参考にしてください。右足で後から見ている図です。このサイトに書いてある通り、膝を曲げるときに補助的に働く筋肉です。補助的となっているように、膝を曲げるときはほとんどが太ももの後の筋肉で行っています。ただ下り坂を走るときや、太ももの前の筋肉が疲労で機能しなくなってくると、膝が前方に移動するようになってくるので、それを防ぐために機能し始めます。

つまり、それが続くと膝窩筋に負担がかかり損傷をうけやすくなります。

マラソン後半、足に疲労がたまっている中で、下り坂が続いたり、テニスやバスケバドミントンなど前後の急激な動作が多い種目なんかで痛めすいようです。

症状としては、膝の裏の外側で痛みが出て、特にウォーキング、ランニング中、膝を曲げた状態で足を着地すると、痛みが増します。

スポーツで出てくる痛みのほとんどが、使いすぎかフォームが悪いかで出てきます。フォームの見直し、運動量の調整、ひどいと安静が必要になります。

治療に関しては、膝窩筋にダイレクトに刺鍼します。軽症のものであれば比較的早く症状は緩和されますが、上でも述べたように、運動量の見直しと、フォームの見直しがとても重要です。

アスファルトを走るランナーが多いと思いますが、土のところを走るよりも関節の負担は大きいです。健康のためにといって始めたランニングで逆に痛めてしまっては元も子もありません。自分の力量や運動量をしっかりわきまえて運動してくださいね。



2013年4月24日水曜日

あらためて、GW期間。

 治療所内で告知もしているのですが、あらためてGW期間中の診療のお知らせをしておきます。

木曜日以外は通常通り診療していますので、人ごみがが嫌、渋滞が嫌、ゆっくりとしたいという方は、北京堂でメンテナンスしていただければと思います。

わたくしの方は、嫁と子供が実家に帰るので、久々にゆっくりとしたいと思っています。



2013年4月20日土曜日

 気が付けば、今日で師匠から生麦の治療所を引き継いで4年になります。

すっかり忘れていたのですが、患者さんと話をしているときに、ふと頭に浮かんできました。師匠がドタバタと嵐のように引っ越していったあの日からもう4年です。感慨深いものがありますね。

お陰様でなんとかやれています。また気を引き締め精進します。

 



2013年4月19日金曜日

知覚過敏

以前にも書きましたが、歯の知覚過敏があるんです。

冷たいものを飲み食いした時、あちこちしみるわけです。おかげで飲食店で出される氷いっぱいの水が、いつの日からか飲まなくなりましたね。注文する時も氷なし、ホット、お湯割りなど、すっかりおやじ化してきました。(笑)悲しいものです。歯だけでなく、お腹の状態なんかも気になるというのもありますけどね。

体に冷えというのは、よくないので、そういった意識の変化もあるのは確かなのですが、完全な老化ですね。

去年から定期的に治療していますが、あんまり変化ないですね。

僕の場合の原因としては
・歯の磨きすぎによる、歯ぐきの損傷。
・歯ぎしり、食いしばりによるエナメル質の損傷。
・ブラッシング方法の間違い
・歯間の磨き残しによる、歯周病。

といったところです。

ブラッシング方法の改善、ナイトガード着用、歯間ブラシなどをやっていますが、今のところ効果はみられません。
先生によると、歯の磨き過ぎ、ブラッシング方法の間違いによって、歯ぐきが下がっているため、改善はなかなか見込めないとのことです。

ということで、今日からシュミテクトを使い始めました。以前患者さんから、システマが良く効くって聞いていたのですが、先生に話すとシュミテクトの試供品があるということで、それをいただきました。
歯の再石灰化を期待してコツコツやっていこうと思っています。

しかし、ちょっとちょっと老化が忍び寄ってきますね。ほんと嫌なもんです。



2013年4月17日水曜日

ぎっくり腰

最近、またぎっくり腰の患者さんが多い。

季節の変わり目、寒い暑いを繰り返したり、朝晩の温度差が体に負担になるのが影響するのか、理由はいまいちわかりませんが、先週あたりから続いています。

春というのは、東洋医学の五行でいうと肝と符号します。肝の気が旺盛になり、気血の流れがスムーズになり、体表が緩みます。また筋肉とも符合しているので、冬の疲れがとれず、肝の気が弱くなって、気血の流れが悪くなり、筋肉の翳ゆ状態が悪くなり、正常に収縮・弛緩ができなくなって、ぎっくり腰になったと考えられます。

東洋医学的な考えで治療を組み立てない北京堂にしては珍しいですかね?(笑)

ということで、冬からの影響が今になって出てきますよ~ってことですね。何でもそうですが、年齢とともに、自分のポテンシャルというものを過信してしまいます。口では歳をとった、歳をとったなんて言っていても、どこかで自分はこれくらいできると思っているもんです。

できるでけ早期の回復を心がけていますが、動きの中でなっていないぎっくり腰や、筋肉が弱ってるためになったぎっくり腰は2,3回治療が必要な場合もあります。

あとはなる前にメンテナンス。できると一番なんですけどね。

 



2013年4月12日金曜日

春の交通安全運動

 最近やたらと、お巡りさんがあちこちにいるな~と思っていたら、春の交通安全運動を実施しているんですね。

シートベルト
自転車の運転
飲酒運転

この3つを重点的にやるようです。シートベルト、飲酒に関しては、皆さんも徹底しているとは思いますが、自転車の運転に関しては、気を許すというか、まぁいっかという感じで、やってしまうこともあるかもしれません。

自転車の区分が今まではすごく曖昧でしたもんね。歩行者以上車両未満というような具合です。

信号無視、逆走、携帯しながら運転、ヘッドフォンをして運転などなど、やってはいけませんからね。

さて、北京堂の周りは、一方通行の道があって、お巡りさんが立っていることも多いので、皆さん改めて標識に注意して来ていただきたいと思います。

南仲通り



2013年4月10日水曜日

痛み

  肩が痛いです。

いつから痛い?
どのように痛い?
何をすると痛い?
何もしていなくても痛い?
日中は?夜は?姿勢は?

ただ痛いといっても、いろいろな情報が必要になります。
うまく言える人もいますし、言えない人もいます。中には言うのが面倒な人もいますし、逆に言い過ぎの人もいます。常々、痛いというのは漠然とした言葉で、非常にわかりにくいものです。この仕事をしているので、痛みを扱うのですが、人それぞれ違うので、どういった痛みかというのを、いかに正確に把握できるかというのが非常に重要です。

どんな痛みですか?表現が難しいので、いくつかあげてみようと思います。
張痛
腫れぼったい痛み。

重痛
鈍痛というやつですね。重だるい。

刺痛
刺されるような痛み、鋭利な痛みです。ひどい偏頭痛でも感じることがあります。ズキズキ痛いという方もいます。

絞痛
絞られるような痛み、ひどい腹痛だとかです。

灼痛
熱感を伴う痛みです。捻挫をして腫れると、張痛と一緒に熱感も伴います。

冷痛
冷えを伴う痛みで、冬の温まっていない状態で動かすと痛かったりします。しもやけなんかもそうですし、冷えで痛みが増す神経痛も当てはまります。

隠痛
慢性痛です。常に感じるがひどくもならず、当たり前になってしまいます。腰や肩で感じる方がおおいのではないでしょうか?シクシク痛いという方もいます。

掣痛
ひっぱられるような痛み、痙攣やこむら返りといったところです。筋肉痛、むち打ちなど。

東洋医学の本に書かれたものを参考にしましたが、他にも抜けるような痛み、ビリビリする痛みなど、様々な痛みがありますよね。

漠然とした痛みは表現するのも難しいですし、その痛みを理解するのも難しいものです。触診をしたり、徒手検査をしたり、その他顔色や、匂いなど、北京堂ではほとんど使いませんが、脈を診たり、お腹を診たりして把握していくのですが、問診というのは非常に重要なものです。やたらと細かく聞く場合もあって、いろいろな医療機関にかかってきた方は、うんざりされることもあるのですけどね。ちょっとだけ我慢していただいて、お話してほしいな~と思います。

 

 



2013年4月9日火曜日

ママ会

 嫁のママ友、子供たちと、うちの2階で昼ごはんを食べたのですが、なんかほのぼのいいもんですね。全員で10人くらいですかね、賑やかです。

小さい頃のかすかな記憶が蘇りますね。
今も昔も変わりません。
折り畳みのローテーブルを出して、ジュース並べて、お菓子食べたりしてね。子供たちは、あちこち走り回り、あっちで泣き、こっちで泣き、ママたちの笑い声と、とりとめのない会話。(笑)

うちの2階は昔ながらの畳なので、小さい子供たちには安心です。一人おもちゃを触っている子供もいれば、お母さんが少しでも離れると泣く子供もいる、当たり前ですが、大きさや、顔つき、性格、それぞれに個性があって、見ているだけでも飽きません。

ものの数か月で走り回るようになったり、喧嘩するようになったりするんでしょうね。最近ようやく親になったんだと実感するようになりました。自分の親もこんな感じで自分を見ていたなやな~と。

最近、治療所のほうにも子供泣き声が聞こえるようになりました。患者さんに、お子さん泣いてますね~なんて言われたりなんかしてね。(笑)
子供の泣き声を遠くに感じながらの鍼治療。アットホームな北京堂になってしまいましたね。



2013年4月5日金曜日

GWの予定

アベノミクスの金融緩和で、一般家庭にもお金が回り、景気が良くなるといいですね。

GWは皆さんお出かけでしょうかね?早めに北京堂の予定も告知しておきますね。

とは言っても例年どおり、通常通りやっているのは変わりありません。(笑)

平日の木曜日以外は、変わらず診療していますので、よろしくお願いします。

さて、明日から何回目やねんなという春の嵐がやってくるようです。北京堂もシェードを片づけたり、ベランダの荷物を下に下ろしたり、今から備えています。皆さんも明日あさってはお気を付け下さいね。それではよい週末を。



2013年4月2日火曜日

ダイエット

 慢性的な腰痛を持っている方が、ダイエットをして体重を落とすと、痛みがなくなる場合があります。

当然なのですが、90キログラムの体重があるとします。身長もあって筋肉のある方が90キログラムであれば問題ありません。
身長が低く、例えば160㎝くらいの方が90キログラムであったら、30キロ以上は余分な脂肪であることが多いですよね。毎日30キログラムの重りを持って生活していることを想像してみてください。かなりしんどいですよね。膝や股関節といった関節はもちろん、腰への負担も増します。

年齢がいって運動もしなくなり、ポッコリお腹が出てきたという方がいたら、腰痛がでてくる可能性が高くなると思っていてください。

見た目はもちろんですが、健康も考えてダイエットするのもいいんではないでしょうかね。

いきなり何やねんって感じかもしれませんが、最近いらっしゃった患者さんが、ダイエットをして腰痛がなくなったとおっしゃってました。治療で完治したわけではないので複雑でしたが、痛みなく健康であることはいいことですよね。病院や治療所に頼らない体作り、素晴らしいです。

あとはこれをどれだけ維持できるかということもおっしゃっていました。継続は力なりですね。