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2015年2月6日金曜日

嗅覚障害

臭い(匂い)を感じる。

人間に備わった当たり前の感覚ですが、当たり前のものが当たり前に使えないというのは不便なものです。

例えば料理、味、見た目はもちろん、香りも重要な要素ですよね。香りによっても美味しさは倍増されます。

それを感じないと、食事の楽しさは半減してしまいます。

自分の身に係る不安や危険としては、何か燃えていたとすると、焦げ臭ささをかんじますよね?それを感じないと危ないですよね。もしかしたら、火事になっているのかもしれません。

他にはガス漏れ、ガス臭ささを感じないで、火を使ってしまうと爆発してしまいます。

他には、料理の食材、腐っていると臭いがでますよね。見た目は変わってなくても、臭いで感じる場合もあります。それを知らずに食べてしまうと、食あたりや食中毒になるかもしれません。


日々臨床に接していると、そんな、臭い(匂い)を感じなくなる症例で悩まされる患者さんがいらっしゃることがあります。

臭いというのは、鼻にある粘膜が臭いのもととなる粒子をキャッチして、それを電気信号に変えます。その信号が、嗅球といわれる神経を介して脳に送られ、臭いを感じます。

http://merckmanuals.jp/home/%E8%80%B3%E3%80%81%E9%BC%BB%E3%80%81%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%BC%BB%E3%80%81%E5%89%AF%E9%BC%BB%E8%85%94%E3%80%81%E5%91%B3%E8%A6%9A%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%97%85%E8%A6%9A%E3%81%A8%E5%91%B3%E8%A6%9A%E3%81%AE%E9%9A%9C%E5%AE%B3.html
 


嗅覚障害は、鼻粘膜~嗅球~嗅神経~脳までの、ルートのどこかに障害がある場合に発症します。

考えられる原因
・風邪や副鼻腔炎などの鼻粘膜の炎症
・事故やケガによる外傷
・腫瘍やアルツハイマーなどの脳の影響
・ウイルス感染によるもの
・老化
・顔面神経麻痺など顔面神経の障害


鍼灸の臨床の現場で、嗅覚障害の患者さんが来院した場合の注意ですが、医療機関での受診の有無の確認です。いらっしゃって治療をして、症状が無くなってよかったではなく、腫瘍やアルツハイマーなどの、脳による影響やウイルスによる影響も考えなくてはなりません。

鍼灸だけで治療したいという方がいらっしゃっても、必ず病院、医療機関で精査をしていただき、そのうえでの、鍼灸治療との併用をおすすめしています。

患者さんの中には、病院などの医療機関にいくのが苦手、嫌という方が少なくありません。
・とにもかくにも待たされるから嫌
・病院の雰囲気が苦手
・先生に診られるということが苦手
・今まで、病院でいい思い出がない
・いろいろな病気がわかってしまうのが怖い
・お酒やたばこ、食事が制限されてしまうのが嫌

など、諸事情がありますが、自分の体のことです。後々面倒なことにならないためにも、医療機関の使いわけを理解していただきたいと思います。

また、こういった併用治療をすすめると、鍼灸治療に自身がないのではないかと思う方もいます。別にそういうことではないのですが、自信があるない以前の問題なんですよ。

・治る確率をより高めるため。
・悪化や別の疾患によるリスクを減らす

この2つに尽きます。これを考えると、うちの治療院で抱え込むなんて発想は到底出てきません。

さて、鍼灸の現場では、◆風邪やウイルスなどの影響、◆顔面神経麻痺など顔面神経の影響を特に考慮しなくてはいけません。

ウイルスと聞くと、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどが一般的ですね。ウイルスによって全身に症状を出すもの、お腹に影響でるものなど様々です。

嗅覚や顔面神経に関連するものとしては、ヘルペスウイルスが有名です。このウイルスは神経を好み、感染後神経に潜み、免疫が弱くなると、神経に悪さをして、痛みやしびれ、麻痺といった症状が出てきます。

ひどいと、顔が片方に垂れ下り、目が閉じれなくなるなどの症状が出てきます。

下の図は、顔面神経の枝の分布図です。
顔面神経というのは、顔の筋肉を動かす神経です。顔の表情を作ったり、目(瞼)を開閉したり、頬をふくらましたりします。

しかし、それ以外にも頭部にある各器官にも作用します。なので、顔面神経麻痺の方が、嗅覚や味覚が低下したり、消失することがあります。



「プロメテウス解剖学アトラス 医学書院 引用」


うちに、いらっしゃっている患者さんに例をとってみても、顔面神経麻痺の患者さんが嗅覚や、味覚の低下がみられます。

また、嗅覚障害でいらっしゃった患者さんも、以前に顔面神経麻痺の経験があるとおっしゃっていました。おそらく感染したウイルスが潜伏していて、免疫が弱り、再び活性化したのが原因と思われます。

症状が出てすぐであれば、ステロイド投薬、或いは抗ウイルス薬、抗菌薬などの処方で早期回復します。

それに、鍼灸で血流を促してやったり、神経への刺激が加われば、より効果的です。鍼灸の治療は、頭部にいく血流量の促進、頸部の緊張緩和、顔面神経への刺激をメインに、鼻粘膜への刺激(直接鼻に刺鍼するわけではありません)などの治療を行います。

治療の方法は、どの鍼灸師でも知っているような場所にやります。ただ、その刺激量や響かせ方などは、少し違うのかもしれません。

ここでも、治療だけでなく、ご自身のマッサージや顔を冷やさないようにするなどの日々のケアは重要です。


大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
BABA鍼灸北京堂大阪
吹田市豊津町18-4ウイニング・パラ江坂1B
電話:06-6821-3000

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