2016年2月5日金曜日

十人十色

ベッド①

ベッド②

うちの治療所で使っている2台のベッドです。だから?ですよね。

ようく見ると微妙に違うんです。

 ベッド①は、ベッドに穴が開いてあるタイプです。タオルの下にボディマットを入れているのですが、タオルの上から出すとこんな感じです。それでファイス枕に顔を埋めてうつ伏せになっていただきます。

ベッド②は、ベッドに穴の開いていないタイプです。
そのベッドに、ロングボディマットを入れて、前に椅子で固定させています。

この2台の大きな違いとしましては、寝たときに腕の位置がどこにくるかということになります。


ベッド①だと腕がベッドの上に置くことになります。

ベッド②は、腕ベッドの前に出ています。


うちの治療の場合、基本的にはトータル1時間くらいうつ伏せの状態になることがほとんどなので、患者さんがいかに楽な姿勢で寝れるかが肝になります。

ポイントとしては二つです
・息苦しくない
・姿勢に無理がない

これにつきます。

なので、穴が開いてあることは基本です。他の治療所では、穴がなく首を横に向けて治療を受ける場合がありますが、うちでは無理です。

もう一つの、姿勢に無理がない。

これが難しいわけです。十人十色いろいろな体格の人がいらっしゃいます。また症状によっては、体を伸ばしきれない人もいます。

楽な姿勢というのは、若干屈曲した状態がいいんです。腰が伸びきっていない、頸が伸展しきっていない。手足が伸びきっていない。

なので、足の枕やファイス枕、ボディマットが必要なんです。

予約が詰まっているときは、どちらに分けるなんてことはできませんが、余裕があるときは体型や症状によって使い分けます。

体型が肉厚な方は、①のベッド。細身の方は①のベッド。②のベッドで肉厚の方が寝ると、胸が圧迫され頸が挙がり苦しくなります。ご自身の胸がファイスマット代わりになるので、ボディマットがなくてもいい場合もあります。

逆に①の場合だと、細身の方は腕をベッドの上に置くため、胸が広がりすぎて苦しくなるんですね。手がしびれてくることもあります。

頸の位置もあるので、全てこれに当てはまるわけではないですけどね。

それを解消するべく、ロングボディマットの薄型を試してみることにしました。



これが従来のやつです。肉厚でしょ?極端にいうと背筋を鍛える姿勢のように反った状態になります。


これが、薄型です。これでフラットな姿勢になるんじゃないかということです。

人によって、決まったベッドじゃないとダメという人もあるので、そういった部分が解消できればいいかな~と思っています。

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