2016年4月15日金曜日

続・胃下垂

前回は胃下垂の虚弱タイプを書きました。

実際、病的な症状がある胃下垂の方で、北京堂に来院される方のほとんどが、虚弱タイプになります。当然といえば当然なのですが、弱いから症状があるということです。


胃下垂強壮タイプはというと、強いので悩んでいない方がほとんどです。

わかりやすく例えると、タレントのギャル曽根タイプというやつです。彼女は言わずと知れと大食いタレントです。見てる私たちが気持ちいくらいに、あらゆるものを平らげていきます。

以前、番組でギャル曽根を徹底検証するというのがあって、医学的には大丈夫なのか?というのを、いろいろな検査をして診ていました。

それによると、胃の容量が大きい。もちろん空腹時は縮んだ状態ですが、いれるとなるとどんどん伸びて沢山のものを入れれるということ。消化が通常の人よりも早いということが紹介されていました。

強壮タイプの人は、沢山食べて胃が下がるんだけども、消化能力がすぐれているので、すぐに消化されて、胃に留まる時間が少ないため、或いは胃が強いだめに、病的な症状がでないんですね。

それと、これは遺伝の問題なども関わるとおもうのですが、それだけ食べても全てが吸収されないということがあります。

これは、その人に備わっている性質によるんだと思います。肥満になったらさすがに抑えようってなりますし、胃下垂とは違う病気にもなります。


ということで、冒頭でも言ったように、こういった状態なので特に悩むことはないんです。食べるのが好きで沢山たべられて、太りもしないわけですから。悩むことは少ないということです。


ただ、ちょこちょこ言っているかもしれませんが、胃下垂というのは胃だけの問題じゃないんです。消化というのは、胃だけがするわけではありません。

胃は消化するだけですが、腸は消化と吸収を行います。胃下垂を考える時に、胃と併せて腸の状態も悪くなって、病的な症状が出てくると考えていただきたいと思います。

胃の下垂により、腸が圧迫されると、腸が正常に働けなくなるので、下痢や便秘になります。腸が正常に働けないということは、栄養の吸収もうまくいっていないということになります。そうなると、身体全体の調子が悪くなります。

私自身痩せの大食いなほうですが、病的な症状はでていません。胃は多少下垂しますが、腹筋もあり、消化もいいので、気にはなりません。

なので、北京堂で扱う胃下垂の方は、胃虚弱タイプの方になります。




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