2017年7月29日土曜日

タイトな関節

少年期にスポーツをやると、練習量の過多、いわゆるオーバーユースになることが多く、それによって、関節の柔軟性が低下します。

やっている本人は、そういったことに気が付きません。例えば野球をしていて、思ったところに投げられないな~、遠くに投げられないな~、そんな程度かもしれません。

そうすると、思ったところに投げようとして、肩の角度や肘の角度を変える。遠くに投げようとして、無理に力を入れる。

それによってフォームのバランスが崩れるわけです。

角度を変えることによって、肩や肘に負担がかかる。
力を入れることによって、筋肉が緊張する。

体が硬くなっていると、筋肉を休めて、緩めてやらないといけません。筋肉が硬くなって柔軟性がなくなると、腱に負担がかかり損傷、骨が引っ張られ炎症、ひどいと剥離して骨折ということになります。

子どもは、痛いと言わないので、肩や肘の角度、可動域をチェックしてやらないといけません。

簡単な方法は、左右を比べることです。利き腕のよく使っている関節と反対の関節とを比較する。ほとんどの人が差があると思います。痛みのある人は一目瞭然です。

差が出ているようであれば、ストレッチ、マッサージ、鍼などをして、ほぐしてやる必要があります。何より休ませないといけません。

早い段階で気が付けば、痛みが出る前に対処ができます。いい状態をキープして無理なく投げられるように気を付けないといけません。

練習前や後に、コーチやマネージャーがチェックできればいいんですけどね。可動域をメモして、良い状態、悪い状態を把握しておけば、休ませる目安にもなりますし、休ませやすいですしね。

練習をしてはいけないと言っているわけではありません。肩を使った練習をしなければいいだけです。さぼるわけではないので、子どもさんも納得がいくのではないでしょうか。

さて、肩関節正しいフォームで筋力があり、使い過ぎなければ、痛みがでることはありません。

ちなみに私は、小学校、中学校と社会人になって草野球をしていました。フォームが悪かったせいか、右の方の腱板が痛んでいます。

常に違和感はありますし、内旋動作は痛いです。

最近、ジムで広背筋を鍛えていた時に、後ろにいてた人に、「右側が全然使えてないよ」と指摘を受けました。

可動域の硬さに大きな差はないとおもうのですが、内旋動作時に力が入らないので、自然と使えていなかったようです。なんとなく、わかっていたことですが、客観的に言われると腑に落ちます。

ベンチプレスをしていても、違和感があります。


プレーだけでなく、普段のカラダの使い方やトレーニングでも、左右差が出てしまい、違う場所を痛める原因にもなってきます。自分だけでやらずに、写真や動画を撮ったり、他人にみてもらって、左右のバランス、左右差をみておきましょう。

大阪吹田-江坂駅の鍼灸院
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